では、実際に家族信託を利用する場合、どのような流れで進むのでしょうか。具体的な5つのステップを見ていきましょう。
まずは「なぜ家族信託を行うのか」というゴールを決めます。よくある目的には以下のようなものがあります。
● 親が認知症や病気で判断能力が低下した時に備え、実家や預貯金を子どもに託したい
● 不動産が共有名義になって将来揉めるのを防ぎたい
● 認知症の配偶者が、自分の死後に後見人を立てずに暮らせるようにしたい
● 子どもがいないため、配偶者の他界後は自分の血族に財産を遺したい
● 障害のある子どもの将来の生活を保障したい
決定した目的をもとに、委託者・受託者・受益者の三者(家族間)でしっかりと話し合い、全員の合意形成を行います。
話し合いで決まったルールや内容を、法的に効力のある「信託契約書」として書面に落とし込みます(のちのトラブルを防ぐため、公正証書にするのが一般的です)。
契約が成立したら、信託の対象となる財産(不動産など)の名義を、委託者から受託者へと変更します。
受託者が自分の個人お金と混ざらないように管理するため、財産管理専用の口座(信託口口座など)を作ります。これで、いよいよ家族信託による管理がスタートします。
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